こんにちは。新潟経済社会リサーチセンターの小林です。
私どもが新潟県から委託を受けて行なっている「RESAS普及支援事業」の一環で、1月22日(日)に「地方創生RESASフォーラムin新潟」を、ANAクラウンプラザホテル新潟(新潟市中央区)にて開催いたしました。当日は、時より雪も散らつくお天気でしたが、300名を超える皆さまよりご参加いただきました。
開会にあたり、主催者である新潟県の杉本総務管理部長様よりご挨拶をいただきました。
その後、内閣官房 まち・ひと・しごと創生本部事務局 ビッグデータチーム チーム長代理の森様より、「RESASの現状と今後」と題しまして、RESASの概要と、全国の活用事例、さらには今後のRESASの機能拡充などについて、ご説明いただきました。
具体的には、地方創生の実現に向け、今後も、RESASで入手できるデータ・分析の充実がなされていくことはもちろんのこと、利便性の向上に向けて各種機能の拡充も予定されていくことなど、分かりやすくお話しいただきました。
その次に、「RESASによる分析事例発表」として、新潟大学、敬和学園大学、新潟県立大学、新潟商業高等学校の学生・生徒の皆さんより、分析事例の発表を行なっていただきました。ちなみに、4校とも、弊社がRESASの出前講座を行なった学校です。
各校の発表テーマは以下のとおりです。
新潟大学:「阿賀野市出湯温泉の活性化策~~RESAS分析を通じた地域活性化~」

敬和学園大学:「阿賀北地域の広域連携における6次産業化とブランド化の可能性」

新潟県立大学:「天明町空家再生プロジェクト」

新潟商業高等学校:「鮮やかなお花でニイガタのカワイイをお届けします」

わずか5分の発表時間の中で、各校とも、分析結果と施策の提案などのポイントをはつらつと、かつ非常に分かりやすい言葉でプレゼンテーションして下さいました。
各校の発表後には、内閣官房の森様と、後半のパネルディスカッションのパネラーを務めて下さった㈱リクルートホールディングスの石山様より講評をいただきました。両氏からは、分析方法や分析の着眼点についてのお褒めの言葉もありましたが、それ以上に各校のプレゼンテーション能力の高さを高く評価されていました。
その後の基調講演には、経済アナリストで獨協大学教授の森永卓郎様をお招きし、「地方から創生する日本の未来」と題して、RESASを活用した地方創生の進め方についてご講演いただきました。
最後に、鈴木 燕市長様、日本商工会議所青年部の富永副会長様、㈱リクルートホールディングスの石山様、妙高観光推進協議会の戦略コーディネーターである塚田様、第四銀行の石塚 地方創生推進担当部長様をパネラーにお迎えし、内閣官房の森様にコーディネーターとしてご登壇いただき、パネルディスカッションを行ないました。

各パネラーの皆さまからは、それぞれのお立場でのRESASやビッグデータの利用状況をご紹介しいただいた後、それらの今後の活用のあり方などについてのお話をいただきました。
行政、若手経営者、産業界、観光業界、金融機関それぞれにおけるデータ活用の状況と、今後の方向性について、具体的な意見交換の場となりました。
基調講演の森永様を始めとして、各出演者の皆さまから、RESASやビッグデータの活用について、分かりやすい言葉で、具体的にご説明いただけたことから、参加者の皆さまには、RESASやビッグデータがより身近なものとなったのではないかと思います。
出演者の皆さま、ならびにご参加下さった皆さま、本当にありがとうございました。