湯沢町役場でのRESAS活用出前講座
こんにちは。新潟経済社会リサーチセンターの小林です。
本日は湯沢町の職員の皆さんを対象に実施したRESAS活用出前講座の様子をご紹介いたします。
研修内容
当日は、RESASを初めて使うという方が多かったですが、なかには使ったことがある方もいらっしゃいました。そこで、最初に操作研修を行なった後、観光を中心とした湯沢町のお金の流れについて、地域経済循環図を使ってご説明しました。
操作研修の内容としては、
①RESASの概要(RESASの強みである可視化や収録マップなどについて)
②人口マップの操作説明とデータの見方
③観光マップの操作説明とデータの見方などを行ないました。
その後、地域経済循環図の説明に際しては、生産・分配(所得)・支出それぞれについて、語句の意味を説明するとともに、それぞれのマップを使って詳細に分析する手法を説明しました。
実際の分析事例として、湯沢町の地域経済循環図を用いて生産・分配(所得)・支出それぞれについて、同町の特徴とともに、産業上の強み・弱みを説明しました。そのうえで、受講者には、同町の強み・弱みをふまえ、同町の振興を図っていくうえで検討すべき今後の方向性について検討してもらいました。
最初に個人作業で考えてもらい、その後、3班に分かれて意見交換を行なってもらいました。最後に、班としての意見を集約してもらい、発表してもらいました。
感想
地域経済循環図の分析結果をふまえ各班から出された今後の方向性をみると、いずれも現在同町が進めている振興策(移住促進策、交流人口の拡大等)に概ね合致していたことから、多くの受講者が、データによる裏付けの重要性を再認識していらっしったようでした。
受講者からは、RESASから入手できる図表の活用・引用の仕方や、今後のデータ更新・データ追加についてなどの質問が出され、今後の前向きな活用を検討している様子もうかがえました。
湯沢町の皆さん、ありがとうございました。