上越市役所でのRESAS活用出前講座
こんにちは。新潟経済社会リサーチセンターの小林です。
本日は、上越市の職員の皆さんを対象に実施したRESAS活用出前講座の様子をご紹介いたします。
研修内容
研修会の冒頭に、RESASの活用状況についてお尋ねしたところ、約20名の受講者中、数名の方がお使いになったことがあるとのことでしたが、ほとんどの方が初めての利用とのことでしたので、RESASの概要の説明とともに、操作研修を中心とした内容としました。
具体的には、
①RESASの概要(RESASの強みである可視化や収録マップなどについて)
②人口マップの操作説明とデータの見方
③地域経済循環マップの操作説明とデータの見方
④農林水産業マップの操作説明とデータの見方
⑤観光マップの操作説明とデータの見方
⑥自治体比較マップの操作説明とデータの見方などを行ないました。
特に概要説明の際に、7つのマップと、それらに収められている約50のメニューについて説明したところ、今後のデータ更新や追加についての質問や、行政職員向けの限定メニューの見方や活用法についての質問が出されました。
また、上述のとおり、ほとんどの受講者が、当日初めてRESASを操作するとの状況でしたが、ほとんどの受講者がすぐに操作に習熟していらっしゃいました。
感想
研修会の中盤以降は、各種マップをみて、上越市または周辺市町村の現状や問題点などを自由に考えてもらい、受講者同士で意見交換をしていただきました。日頃から、統計を使っていらっしゃる方が多いのか、統計をふまえた自由な意見が多数出されました。RESASの利点の一つである分析結果を簡単な操作で取り出すことができることで、時間をかけて分析結果の背景や施策のあり方などを考えることができたようです。多くの方に、RESASの利点を理解していただけていれば何よりです。
ちなみに、一部の受講者の方は、かなりRESASを使いこなしているようで、流動人口(メッシュ分析)を地道に活用するなど、観光客の入込状況の確認から、施策展開を考えていらっしゃるとのことでした。RESAS活用の先進的な事例だと感じました。
上越市の皆さん、ありがとうございました。